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実戦初期

いよいよ実際のゴルフ場でラウンドしてみた。まだ100を切れない初期の10ラウンドのデータを整理した。

2016.02.16 ゴルフ実戦4 追加


スコアカードには以下のことを書く欄が設定されている。

1.ホール番号

2.L0:設計された距離

3.N0:設計された打数(ロング5、ミドル4、ショート3)

4.Nr:ホールアウトまでに自分が打った現実の打数

5.Pr:グリーン上で自分が打った現実のパット数


コースで記入する自分のデータ4項と5項だけでは詳しく分析できないので、以下の2つのデータをラウンド中に書き込むことにした。

6.L1:予定ショット数(ロング3、ミドル2、ショート1)を打ち終えたとき、グリーンエッジまでの残り距離
7.L2:グリーンに乗せたときのピンまでの距離(1パット目を打つときの残り距離)

L1,L2を付け加えて記録しておけば、家に帰ってからの分析でいろいろなことがわかってくる。
その他に、L1地点からL2地点までにかかった打数N1と設計値N0と実際値Nrの差分N2も重要なデータであるが、
それらはコースで記入した数値から計算できるので、忙しいラウンド中に記入する必要はない。


番号 L0 N0 Nr Pr L1 L2 N1 N2
510 40
350 200
135
300
400 40
150 40
490
360 30
410 30
ハーフ計 3105 36 54 18 18 18


L1、L2を書くような欄はスコアカードにはないから、スタートする時にスコアカードを1枚余分に持っておく必要がある。

私が10月に回った薄暮ゲームの一つ分を記したのが上記の表である。

1番ロングホールは、3打目で残り40ヤード。そこからグリーンに乗せるのに2打かかり、2ヤードに乗ったが、
惜しくも1パット目を外してダブルボギー。

2番のミドルは2打目でOB。OBはペナルティが2だから、何打目がOBかでAの値が下記ようがなくなる。
面倒だからOBがでたらL1は全部200ヤードという事にする。それやこれやで7ヤード地点に7オンして2パット。

3番ショートは、7ヤード地点に1オンしたからA=0。2パットでいれてパー。私としてはこれ以上はない上出来である。

4番ミドルは、3打目でグリーンエッジまで5ヤード、そこからピンまで8ヤードに乗せ、2パットで入れてボギー

1パット目を終わって2ヤード残し2パット目をどうにか入れてボギー。

5番ミドルは、2打目を打っても40ヤード寄せながら、ガードバンカーに入れてホームランなどあり、7打目で7ヤードに乗せ、
2パットの9という大叩き。

6番ショートは1打がゴロでグリーンエッジから40ヤード。そこから2打かかってピンから3ヤードに乗せたが2パットでダボ。

7番ロングは5ヤード地点に3オンして2パットのパー。

8番ミドルは、2打目で30ヤードに寄せ、ピンから3ヤードに乗せたが2パットしてボギー。

9番ミドルは、2打目で30ヤードに寄せたが乗せるのに2打。5ヤードから2パットしてダボ。

ハーフの合計が54のダボペースということになる。
2ヶ月も前に回ったラウンドをこんな具合に再現できるのは、L1とL2をラウンド中に記録しておいたからである。
役に立つのは状況再現のためだけではない。上手くなるための今後の練習のためにも大いに役立つ。

『スコアが悪い原因は何か』それを探して一つつづ潰していくためには、過去のデータを詳しく分析する必要がある。
『分析』というからには、各ホールのスコアとパット数だけでは足りない。何を記録しておけば最も簡単で効果が上がるか?
考えた末に到達したのがL1とL2なのでである。
私の最初の5ラウンドは、平均108だから、5ラウンドが平均的にこんな具合で終わったわけである。



以下に、10月以降回った10ラウンドの分析結果を示す。1群というのが最初に回った5ラウンド分で、2軍は後の5ラウンド分。
ソースデータは180ホール分にものぼる。
そんな面倒なことが出来るかと思う人もあろうが、エクセルを使えば、至極簡単とは言わないまでも、割と簡単にできる。
しかも1度作っておけば、フォーマットをコピベできるから、いくら膨大になろうとも思ったほど大変な作業にはならない。



総合ダボペース。大いに改善を要す。

パットは2をわずかにオーバー。改善を要すが優先度は
高くない。

本来はグリーンオンを目指したはずのショットが、これだけ外れたところに落ちている。ドライバーも含めてショットの距離・方向性とも大いに改善を要す。

その位置からグリーンに乗せるまでに要した打数。本来は既に乗っている予定の位置だから、0打のはずのところから、これだけの打数がかかっている。最重要課題。

本来はグリーンオンを目指したはずのショットが、これだけ外れたところに落ちている。ドライバーも含めてショットの距離・方向性とも大いに改善を要す。

その位置からグリーンに乗せるまでに要した打数。本来は既に乗っている予定の位置だから、0打のはずのところから、これだけの打数がかかっている。最重要課題。

10ヤード以内から半分以下しか1打で乗せていない。最悪のショートアプローチ。これではゴルフにならない。最重要にして、最緊急課題。

11〜30ヤードの位置からグリーンに乗せるまでにこれほどの打数かかっているとは、自分でも思っていなかった。驚くべき下手さ加減である。

31〜70ヤードゾーンは、11〜30ヤードゾーンの結果から容易に想像できる。論外。

71ヤード以上の中にはOBも含まれているからこんなところだろう。アプローチ練習というよりショット練習のカテゴリー。

グリーン外何ヤードの地点から1打で乗った場合に、ピンから何ヤードのところに乗ったか。寄せの精度をみる。1打で乗らないのは除外してある。

遠くから乗った場合は寄せというより偶然に過ぎないから、20ヤード以内からのものに限った。いずれにせよ、1パットで入る2ヤード以内に寄ったものはほとんどない。

グリーン外何ヤードの地点から1打で乗った場合に、ピンから何ヤードのところに乗ったか。寄せの精度をみる。1打で乗らないのは除外してある。

遠くから乗った場合は寄せというより偶然に過ぎないから、20ヤード以内からのものに限った。いずれにせよ、1パットで入る2ヤード以内に寄ったものはほとんどない。

ピンから何ヤードの地点から何パットでホールに入れたかをプロットした。斜線が上手い下手の境界線で、線より上あるプロットはヘタ、下にあるプロットは上手に入ったことを示す。下手なエリアに入るプロットの数が多いが、総平均パット数は2より少し多いだけだから、改善の優先度は高くない。

ピンから何ヤードの地点から何パットでホールに入れたかをプロットした。斜線が上手い下手の境界線で、線より上あるプロットはヘタ、下にあるプロットは上手に入ったことを示す。下手なエリアに入るプロットの数が多いが、総平均パット数は2より少し多いだけだから、改善の優先度は高くない。


1.ショットの距離が足りない。本来グリーンを狙うべきショットの殆どを3番、5番ウッドを使わねばならぬようでは、
  距離が足りない。  同様に方向性も悪い。年齢から言えば、まともな方向へ飛ばす練習を最優先すべき。
  ではあるが、要するにまともにクラブがボールに当たっていないのだから、初心者として打ち方の基本を練習すべし。

2.アプローチも、クラブにボールがまともに当たっていないことを示すデータばかりが並んでいる。初心者としての練習に励め。

詳しい分析などするまでもなく解っているようなものだが、詳しい分析を見れば、リアルな実感としてそれが自覚できる。
このような分析はもっとうまくなってから役に立つようになるだろう。頑張れ。


データ分析が物足りないので追加する。
ゴルフはやっている時も楽しいが、家に帰ってのデータ分析がさらに楽しい。仕事現役時代の性癖が無意識に出てしまうものらしい。

ゴルフコースは、1ラウンド72で設計されている。72中36打がショットで、36打がパットである。
10ラウンドを2群に分けて集計してみると、2つの群それぞれに、ショットが166オーバーと154オーバーであるのに対して、
パットは14オーバーと3オーバーでしかない。パットはたった5cmはずしても1打だから、大変大事だと思いがちだが、
設計値180に対してどちらも10%以下である。

一方ショットは、設計値180に対して、90%、80%という大幅なズレである。
パットなんぞ放っておいて、ショットの改善にこそ集中すべきである、とデータは語っている。



全体的に乱杭状態。特に31〜70Yがひどい。

分布は改善されてすっきりした。

31〜70Yがひどい。

31〜70Yは改善されたが、71Y以上とOBが多い。

2群の状態から更に改善するには

1.アプローチを引き続き改善しなければならない。
2.OBと、70ヤード以遠への打ち込みを減らさなければならない。
  要するに、見当違いの方向へ打たないようにしなければならない。

どちらも、ゴルファーとしての常識に過ぎないが、そのことが目で見てはっきりわかる。見えにくい実態を可視化することこそ、
データ分析の目的なのである。わかった、わった、講釈はその辺にして結果を見せろ、結果を!と言いたいんだろ?

一生懸命練習します。結局は練習じゃねえか。そりゃそうだスポーツだもの。でもデータ分析しないよりは早く上達すると思うよ。


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