四半的(1) | 四半的の物理 | 四半的の物理(修正) | 準備中 | 準備中 |
40ポンドのアーチェリーを引くのは辛くなった。軽くするのにリブだけ買い替えようにも、ニシザワなんてメーカーはとっくに潰れているから、 ハンドルも一緒に買い換えなければならない。この先たいして長くもないのに、十数万円もの出費は大きすぎる。 さいわい宮崎にはこの地方独特の四半的という弓技がある。弓の強さも4kg程度とアーチェリーの1/4程度で年寄り向きにできている。 その発祥以来の歴史は以下のように伝えられている。 |
射距離4間半、弓矢の長さ共に4尺半、的の直径4寸半。四半的と呼ばれて400年の伝統弓技として続いてきた。 宮崎市だけで、数十団体、年間数十回の大会が催されるほど盛んだ。公民館で町内の競技チームが毎週練習会をやっている。 そういうグループの一つに加入させてもらった。 昔は仲間内で焼酎を酌み交わしながらやっているグループもあったらしいが、市に四半的協会なんてものが出来てからは、弓道ほどでは ないが、礼儀作法に煩くなったそうだ。 礼儀作法の窮屈さを嫌ってアーチェリーを選んだ身には不本意だが、弓道よりはるかに緩いから助かる。 |
公民館での練習風景 |
私も気楽に参加させてもらっている |
グループレベルの対抗戦 |
市民大会レベルの試合風景。的の近くに人(審判)が立っているのに驚いた。 アーチェリーでは絶対考えられない。 |
発祥の地飫肥城址での大会 |
正式の試合では服装・礼儀が煩い らしい |
的の種類4種ありそれぞれに役割がある。 左から4寸半、2寸半、1寸半、段階的 左3つは当たれば1点、外れれば0点、段階的は中心から順に10〜5点、ハズレは4点。 4寸半に30射、未決着なら2寸半に5射、未決着なら1寸半に5射それでも未決着なら段階的に5射。上級大会では段階的までいくことが多い。グループ対抗でも最初の的は何人も30点を取るそうだ。 |
4寸半的 |
段階的 |